奨学金手数料詐欺に注意
大学生はもうすぐ新学期を迎えようとしているが、授業料の支払いに頭を悩ませている学生もたくさんいることだろう。
そういう大学生を支援するために様々な助成金や奨学金が用意されているが、担当者に成り済ました詐欺が起こっているとKHONが伝えている。
消費者保護団体ベター・ビジネス・ビューロー(BBB)ハワイ支部のロゼアン・フレイタスさんによると「奨学金を受け取りたいという大学生を対象とする詐欺が起こっています。特に新型コロナウィルス感染に便乗して、申請してもいない助成金や奨学金をもらうことができると電子メールやテキスト・メッセージが送られてきています」という。
「全国(ナショナル)とか連邦(フェデラル)とか、もっともらしい言葉を使った奨学金の対象者に選ばれたと偽り、詐欺グループが担当者になりすまして大学生に接触して、手数料を支払わせようとする奨学金手数料詐欺です」
助成金や奨学金に申し込んだ場合、追加費用を請求されることはまずないという。
もしこのようなメールやテキスト、電話を受け取り、何らかの費用の支払いを求められた場合には、確かに自分が申請した助成金や奨学金なのか、合法的なものなのかどうか確認する必要がある。
もし自分が申請していない助成金や奨学金の受給者に選ばれたというのであれば、どこから自分の情報を得たのか相手に質問をしたり、学校のカウンセラーや経済支援オフィス担当者に確認するようにBBBではアドバイスしている。
連邦政府による大学生の授業料支援のウェブサイトはこちら。
大学生を標的とする詐欺の詳細についてはこちらから。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.10)
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