手紙を待っています アイオワ州
アイオワ州コーラルビルに住むシェリー・デービスさんには30歳になる息子のマイルズさんがいる。
ダウン症のマイルズさんは、自宅前の郵便箱に手紙が来ていないかどうか毎日見にいくのが日課だ。
シェリーさんはそんなマイルズさんの様子をビデオに撮ってTikTokに投稿した。
ビデオでは「お手紙あった?」とシェリーさんが尋ねると、マイルズさんは「何もなかったよ」と残念そうに答え、「明日は手紙が来るかもしれないから、また見にいきましょう」と慰めている。
また、マイルズさんの介助犬は手術が必要な状態で、そのための募金も募っている。
この投稿を目にしたクリス・サイプさんは多くのフォロワーをもつ男性で、フォロワーの人々にマイルズさんを応援しようと呼び掛けたところ、その投稿が500万回以上も再生されているとフォックス・ニュースが伝えている。
その結果、マイルズさんの元に毎日ものすごい数の手紙やプレゼントが届いているというのだ。
アメリカ国内だけでなく、オランダ、アイルランド、オーストラリア、英国、ドイツ、南アフリカなど世界中から様々なギフトが届いていて、対応できないほどだと驚いている。
シェリーさんは「TikTokへの投稿で1枚か2枚手紙がくればいいと思っていたけれども、こんなことになって驚いています。皆さんからの贈り物の一部は地域の非営利団体に寄付をすることにしました。本当にありがとうございました」と述べている。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.06)
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