断食の効果はあるのか? 英研究
痩せたいと願う人々の中に「食べなければ痩せるはず」と継続的に断食をする人々がいるが、これは体重を落とすのに効果的な方法ではないとフォックス・ニュースが伝えている。
英国バース大学の研究者たちによって、カロリー制限の食事と断食とどちらが効果的かという医学的研究が行われたという。
まずグループ1の人々は、一日置きに断食をして、食事を取る日にはいつもの1.5倍の量の食事をとる。
グループ2の人々は、毎日25%カロリーの少ない食事を毎日とる。
グループ3の人々は、1日おきに断食をして、食事を取る日にはいつもの2倍の量の食事をとる。
この生活を3週間続けてもらった結果、グループ2の人々は平均で2キロ減量し、しかもほとんどが体脂肪だったという。
グループ1の人々も同じくらいの減量はしたが、体脂肪ではなく筋肉量が落ちており、グループ3の人々には減量は見られなかったという。
結果としては、断食よりもカロリー制限の方が健康的に減量できるということのようだ。
この研究を行った専門家は「断食を非常に効果的だということを信じている人々がいるものの、我々の研究の結果を見れば、食事制限をした方が効果的だということがわかってもらえるだろう」と述べている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.17)
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