ウェディング業界 再開に向けて嘆願
スポーツ関連イベントに対する規制が緩和される中、ハワイのウェディング業界では結婚式や披露宴に関しても規制を緩めるように求めている。
新型コロナウィルス感染拡大によって、大人数での集まりが禁止されて、ウェディング業界は大打撃を受けた。
業界だけではなく、ウェディングに関連する花屋、ケーキ屋、ケータリング、メークアップなど様々な人々が仕事のない状態となったのだ。
現在オアフ島は第3段階にあり、3月終わりにホノルル市長のリック・ブランジャルディ氏とデービッド・イゲ知事がウェディング業界に配慮してオアフ島での屋外でのウェディングを100人まで許可したものの、屋内で集まれるのは10人が上限のままだ。
12歳までのワクチン接種が進んでおり屋外ではマスクを着用しなくても良くなって、ブランジャルディ市長は第4段階への移行を計画しているが、第4段階でさえ人々が屋内で集まれるのは25人だ。
この状況についてウェディング業界団体は、結婚式に対する規制のさらなる緩和を求めているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
最近の会見でブランジャルディ市長は、結婚式や披露宴に参加したことによる集団感染や感染増加の報告がないことから、人数について緩和する方向を支持しており、イゲ知事に対して要望すると述べている。
イゲ知事は、衛生局と連携してデータを見ながらどのように緩和することができるか検討するとしている。
ハワイでは新郎新婦の両家族の親戚まで含めると100人以上のゲストが出席する大きな結婚式が多いため、昨年からの規制で結婚式を延期したり、非常に小さな式に変更したカップルが多い。
ウェディングプランナーやカメラマンという職種の人々は自宅で仕事をする個人事業主がほとんどのために、レストランの閉店のように一般に知られないが、実際には仕事がなくなり廃業、移転、転職などを余儀なくされた人々が多いという。
業界団体の代表であるジョセフ・エッサー氏は、屋内の結婚式に対する人数制限緩和とともに屋外の100人という上限もさらに緩和してほしいと市長に嘆願書を提出した。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.01)
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