EU、ワクチン接種済みアメリカ人対象の旅行制限緩和に合意
ワクチン接種済みのアメリカ人は、間もなくヨーロッパを旅行することができそうだ。EU(欧州連合)は19日、夏季休暇に向け、イギリスを含めた27ヵ国を訪問するワクチン接種済みのアメリカ人を対象に旅行制限を緩和することで合意したと、AP通信が伝えている。具体的な日付はまだ設定されていない。
EUは「安全」と見なす国のガイドラインを緩和することに同意し、欧州疾病予防管理センターからのアドバイスを求め、観光客や非市民の入国を許可する国をリストに追加した。現在、イスラエル、オーストラリア、シンガポールからの旅行者のみがワクチン接種をしていなくてもレジャー目的でEUに入ることが許可されている。
昨年、新型コロナウィルス対策として入国に関する厳格な規則が施行されたが、ワクチンが世界的に広く配布されていることを受け、EUは現在、ワクチン接種を受けた人々に対する制限の一部緩和を推奨している。今のところEU内で制限を解除した国はほとんどないものの、ギリシャでは、アメリカ、イギリス、イスラエルからのレジャー目的の入国が既に許可されている。またイタリア政府は、ワクチン接種を受けた旅行者の入国を5月中旬にも許可するという意向を発表した。
(日刊サン 2021.05.19)
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