プール工事中に氷河期時代の動物の骨見つかる ネバダ州
ラスベガス在住のマット・パーキンスさん夫婦は、新築の家の裏にプールを作っている最中だった。先週、プールの設置に従事していた業者が、地下約5フィート(1.5メートル)に骨が埋まっているのを発見した。幸いなことに、骨は人間のものではないことが分かった。見つかった骨は、何千年もの間その場所に埋まっていた可能性が高いという。
ネバダ科学センター研究責任者のジョシュア・ボンデ氏が骨が見つかった周辺地域を調査したところ、骨を見つけたプール設置業者は氷河期時代にまでさかのぼる堆積物を掘っていたことが判明した。見つかった骨は、6,000年から1万4,000年前の動物の骨と考えられている。
ボンデ氏は地元の報道機関に「骨は現在の地表から約4~5フィート下にあったため、この動物はおそらく、現在ほど人口が多くなかったネバダ州南部で暮らしていたのだろう。その当時、この辺一帯は湿地帯のような気候だったかもしれない」と話した。発見された骨の一部は既に発掘されているが、現在、パーキンスさんがボンデ氏と協力し、完全な骨格を発掘できるかどうかを確認しているという。
(日刊サン 2021.05.05)
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