公立高校の卒業式は開催OK
一生に一度の高校の卒業式は、生徒はもとより保護者や親戚に至るまで非常に大きなお祝い事だ。
角帽をかぶって長い式服に身を包んで、卒業証書を受け取る卒業式をみんなが本当に楽しみにしている中で、コロナ禍中の今年はどうなるのか。
卒業シーズンの5月を前に、ハワイ州の公立高校における卒業セレモニーの開催に青信号が灯ったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
新型コロナウィルス感染が拡大する以前とは違ってしまうものの、卒業式をほとんど諦めていた高校生にとっては素晴らしいニュースとなっている。
生徒たちは学校での授業が行われないためにクラスメートと会うことなく、ほとんどの授業をリモートで受け、スポーツは禁止され、プロムや遠足なども全てキャンセルという1年を送ってきた。
マスクを着用して、社会的距離を保つなど安全性を確保するという条件で、今回ハワイ州教育局が卒業式を認めたことは非常に大きな意味を持つ。
このニュースを受けて生徒は喜ぶ一方で、家族の中から2名を選ばなければならないのが悲しいという声が上がっている。
州教育局の発表したガイドラインは以下のとおり。
- 卒業式は屋外あるいは換気の良い会場でのみ
- 卒業生は家族2名の同伴を許されるが、学校側が会場の規模によって減らす権利を有する
- 歌を歌ったり、楽器を演奏するなどのパフォーマンスは許可されない
- マスクはずっと必ず着用
- 大人数の学校は対面とバーチャルを混合したり、ドライブスルー方式、ドライブイン方式などの選択肢も考慮する
(日刊サン 2021.2.26)
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