末期ガンと嘘をついて有罪
英国で29歳のトニー・スタンデンは自分は末期ガンだと嘘をついて友人や親族から結婚式の費用としておよそ11,000ドルの寄付を受け取っていたとミラー紙が伝えている。
昨年行われた末期ガンの花嫁の豪華な結婚式には150人が出席したが、本人はジョークを飛ばすなど元気で、新婚旅行にはトルコへ旅立った。
抗がん剤治療で髪が抜けたフリをするために髪を剃っており、2020年初めにはあと2カ月の命と言われたと友人たちに語っていたが、そのあとヨーロッパ5カ国を回る旅行にも出かけていた。
不審に思った友人2人がとうとう本人に対して問いただすことにした。
「本当に末期ガンなの?」
ストレートな質問にスタンデンは泣き出して、すべて嘘であることを告白したという。
友人たちはすぐに警察に通報し、スタンデンは詐欺と、結婚式を行なった教会での嘘の供述をしたことにより起訴されて有罪となった。
裁判官は受け取った寄付をすべて返却するように命令したという。
髪まで剃っている妻に夫は何も聞かず、末期ガンの嘘について夫が何も知らなかったのかどうかはわからないが、裁判には2人で出席したと伝えられている。
(日刊サン 2020.12.02)
シェアする