レストランカード 使用開始
失業保険を受け取っているおよそ116,000人のハワイ住民は、新型コロナ感染救済策の一環として500ドルのレストランカードを受け取っているが、その使用が10月16日より開始されるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ハワイ・レストランカード・プログラムと名付けられたこのプログラムは、生活に困窮している失業者を救済するとともに、新型コロナで経済的に打撃を受けたレストラン業界を助けるために行なわれる。
10月14日に行なわれた会見で、デービッド・イゲ知事は「レストラン業界にお客を促し、農業、漁業、牧場などの地元生産者とともに、供給業社にも活気を与え、失業者を援助するという目的を持っている」と述べた。
7500万ドルと言われる予算には、連邦政府からのコロナによる経済救済金が充てられる。
500ドル分のプリペイド方式のレストランカードは、10月16日から12月15日まで使用可能で、マスカーカードを受け入れている店舗でのみ利用できる。
レストランだけでなく、ベーカリーやケータリングサービスのお店でも使える。
州の予想では、このプログラムにより、60日の期間中毎日120万ドルが地域経済に回るという。
ハワイで10軒以上のレストランを展開するロイ・ヤマグチ氏は、「もっと早く始まってくれればよかったが、もちろんないよりはマシだ。州が動いてくれてよかったと思う」と述べている。
ヤマグチ氏が、展開するレストランのうち5軒がホテルやリゾート地にあるために、観光が本格的に再開するまで営業を一時的に停止している。
「最終的には、我々はみんな協力して乗り越えていくしかない。笑顔で楽しみにできる何かがみんなに必要だと思う」
(日刊サン 2020.10.15)
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