オアフ島では来年2021年1月から、テイクアウトの食事にプラスティックのカトラリー（フォークやナイフ、スプーン）やストローをつけたり、プラスティック袋に入れることが禁止となる。

この法令は2019年に議会で可決された法律の一部だ。

ジッピーズでは、すでに移行期間として9月2日から必要だと名乗り出たお客様に限りカトラリーを提供しており、ウェブサイトでは、規制に先立ちお客様に新しいルールに慣れてもらうための変更だとしている。

しかし、オアフ商工会議所の会頭であるシェリー・メノー・マクナマラ氏は、「新型コロナウィルスで営業停止となっているレストランが、今持っている在庫をすべて使い尽くして、新しいものを買い揃えるには時間が必要だ。しかも経済的に困難な時期にさらなる経費の出費は、従業員の解雇や他の歳出カットにつながる」とプラ禁止法の来年の導入に反対している。

商工会議所として、カーク・コールドウェル市長と市議会に導入の開始時期の延期を申し入れたとKHONが伝えている。

同氏は、「プラスティックのカトラリーやストローから非プラスティックのものに変えようとしても、その供給元が少なくて困難な一面もある」と述べている。

ハワイ小売協会の代表であるティーナ・ヤマキ氏も、「供給元がどんどん少なくなってきている。新型コロナウィルスで閉店してしまったりしている。事業を再開するか経営を諦めてしまうかもわからない」と述べた。

KHONはホノルル市に対してこの件について質問を送ったため、回答を受け取り次第伝えるとしている。