せっかくのチャンス
ちょっと変わったロックダウンが始まり混乱している方も多いのでは?と思いますが、皆さん、お元気でお過ごしでしょうか。
3月からかれこれもう5ヶ月にもなるので、なんとなく今の生活にも慣れてきてしまいました。家から出るのはスーパーに買い物に行く時と朝の散歩のみ。外食へは全く行かなくなったし、友達の家に遊びに行くこともなくなりました。
なんとか生活が成り立ってはいますが、多くの人たちが困っているのも知っています。何かできることがあれば、と思いコンタクトトレーサーと思ったらそれも医療関係の資格がないとできないことが判明。全く役たたずなので邪魔にならないようにじっとしておくことにしました。
これからの世の中どうなっていくのでしょうか。こんなに世界中がひっくり返る出来事もそうそうあるわけではないので、せっかくだからきちんと立て直していければいいなと思います。私は政治家ではないのですが、リーダーとなる人はもう少しリーダーシップを発揮してほしいところです。それも自分や自分の身内のことだけでなく国民みんなに対して。
“山が緑であるためには、山の木一本一本が緑でなければいけない”と、TM瞑想の創始者マハリシが言いました。
これは全てに言えると思います。国、州、市、全てにおいてですが、一人一人が豊かになってこそ国も豊かであると言えるでしょう。ところが今のアメリカは一部の人たち、大きな会社などは経済的に潤っているかもしれませんが、その会社で働いている人たちみんなそうでしょうか?
特に今の時期、毎日の生活すら困っている人が多いのが現状です。もちろんみんながみんな同じ賃金で、同じ家に住んで、同じものを食べて、同じ服を着て…なんでも同じで自由もなくなってはいけないです。それぞれが好きなように、思うように生きていけるようにというのがみんなの願いではないでしょうか。
南米からアメリカ本土に出稼ぎに来てる人たちも劣悪な環境で仕事をさせられているそうです。それでも自分の国よりはマシだから仕方ない、と我慢して働いてくれています。その人達のおかげで私たちは、ブルーベリーやストロベリーを食べられます。特にこの小さな実は指で摘み採らなくてはいけません。じゃがいもを植えたりする畑仕事も機械でアラヨ! というわけにはいきません。その昔ハワイでもパイナップル畑やサトウキビ畑でたくさんの移民が働きました。
色々な人が支えてくれているから今の自分があるんだな、ということをもう一度よく知るいいチャンスだと思います。もちろん今までだって知っていたことでも、今こういったことがものすごく身近に感じられるのは私だけでしょうか?
思ったことが現実になる社会に生きています。本来の意味での豊かさをもう一度創造してみる時ではないでしょうか。
自分のエキスパートになる No. 28
名前はKuro. 少年のようなおばさん。マノアの奥に住んで何十年。自然が大好きで仙人のような時もありますが、やはり普通が一番だと思っています。撮影やイベントのコーディネーター、瞑想教師、ウェルネスコーチングなどを生業に、日常のなんでもないことに感謝して、ハワイで楽しく生きています。
ウェブサイト www.ookinasora.com