市長選本格化
カーク・コールドウェル市長が年末に2期目の任期満了となるため、ホノルル市長選が本格化しつつある。
新人のキース・アメミヤ氏は、5月28日にハワイ州政府従業員協会(HGEA)の推薦を勝ち取った。
アメミヤ氏は、ハワイ高校体育協会の会長をしたことがあり、保険会社の重役だったが、市長選に名乗りをあげた。
推薦したHGEAは、州および市の従業員団体であり41000人を擁する大きな団体である。
また、対立候補のリック・ブランジャルディ氏は、元テレビ局幹部で、2000人を擁する警察官団体(SHOPO)の推薦をすでに獲得している。
SHOPOはすでにブランジャルディ氏をサポートするテレビ広告の配信を開始しており、HGEAは路上での旗振りのボランティア集めなどでアマミヤ氏のサポートを開始した。
他の主な候補者は、元アメリカ下院議員のコリーン・ハナブサ氏、市議会議員のキム・パイン氏、実業家活動家のチョーン・ジェイムズ氏である。
HGEAは2018年の知事選の際には、ハナブサ氏を推薦しているが、今回は新人のアメミヤ氏の支持に回った。
立候補の受付期限は6月2日、予備選挙は8月8日で、登録有権者は7月21日までに投票用紙を郵送で受け取ることになっている。
予備選挙で過半数以上を獲得する候補者がいない場合には、上位2人の候補者による決選投票が11月3日に行われる。
(日刊サン 2020.5.29)