新型コロナウィルス感染拡大が懸念されている現在、輸血用血液が不足しており、ハワイ血液バンクでは人々に献血を呼びかけている。
バンクではウィルス感染の危険から一時献血を中断していたが、すでに再開しており、ハワイの病院に必要な輸血用血液を必要としている。
ホノルル市では現在、必要でない外出は控えるように命令が発動されているが、献血のための外出は認められている。献血は予約のみで行われ、一度にセンターに入る献血者は10人を超えないようにしており、それぞれの献血者は6フィート以上離れるように設定している。
コロナウィルス感染以前には、血液バンクでは毎週平均1100人の献血を受け付けていたが、3月27日時点では1週間で230人の受付しかなく、血液が大幅に不足している。
バンクは「献血は安全で、コロナウィルス感染の危険が増えるようなことはない」と強調している。献血者は採血の前に全てスクリーニングが行われ、体温も測定される。血液袋と針は無菌で一度の使用で廃棄され、採血ベッドは毎回消毒されており、待合室も定期的に清掃される。
ヤング・ストリートにある献血センターに加え、ディリンハム・ストリートのセンターも再開しており、カイルア、カネオヘ、ワイケレに臨時の献血場所を設置し、エバビーチのサルベーションアーミーでも献血を受け付けている。
献血の予約のみ、bbh.orgにアクセスするか、848–4770で電話予約できる。
(日刊サン 2020. 4.4)