ホノルル市議会議員キム・パイン氏は、新型コロナウイルス感染の懸念から、ホームレスの人々を支援するための移動式衛生センターを設置するよう市長に要求した。

　パイン氏は「島をきれいに保つ重要性は、これまで以上に最優先事項であるはずだが、ホームレスの人々にとって、基本的な衛生はほとんど不可能だ。手洗い、シャワー、清潔な衣服は基本的なニーズであり、贅沢品ではない。シャワー、トイレや必需品をホームレスの人々に提供するために2018年にオープンしたリバイブ＋リフレッシュ衛生センターと同じような移動式衛生施設を設置するように市長に求めた」と述べた。

　当局部長であるマーク・アレクサンダー氏は、パイン氏と同様に衛生施設の重要性を認め、「昨年のイビレイ地区のプナワイレストストップ設置と同様に、市議会の支援を受けてリバイブ+リフレッシュ衛生センターを設置した。プナワイでは、シャワーとトイレを提供するほか、ランドリー、郵便、コンピューターへのアクセスなど、さまざまなサービスを提供している。ただし、移動式衛生トレーラー施設は資産寿命の問題で資本金を利用できないという問題がある。トレーラーを購入するのに約30万ドル、清掃と消耗品に12万ドル、ポンプ費用が11万ドルかかる」と述べた。 また、パイン議員が要求した市施設の清掃と消毒に関して、施設維持管理部長のササムラ氏は、「通常1日1回の清掃場所では、現在消毒剤での清掃が2，3回行われており、一部の施設では3月16日までに消毒装置が設置されることになっている。

　また、疾病対策予防センターと州保健局の規定により、伝染感染回避避のためのガイドラインに従うようポスターとサインを設置した」と述べた。

（日刊サン　2020. 3.21）