3月16日、デビッド・イゲ州知事は新型コロナウィルス感染拡大に伴い会見をした。
通常失業手当を申請するためには1週間の待機期間が必要であるが、5月15日までの間待機期間の免除をするなど、いくつかのルール変更が行われ、ケネス・ハラ少将を新型コロナウィルス対策の司令官に任命した。
また、知事は、食料品や日用品などの買いだめの必要がないことを強調し、人々に落ち着いて行動するように求めた。
今回の感染に伴い、商品の値上げをすることは法律で禁じられており、そういったケースを発見した場合、消費者は州当局に報告することができる。
州議会は感染が沈静化するまでの措置として今期の議会を休会を決め、ホノルル市議会は今回の新型コロナウィルス感染対策として、1億2千万ドルの財政安定基金を市長に利用する許可を決議する予定である。
ホノルル市長のコールドウェル氏は、ニール・S・ブレイズデルセンターを含む全ての公共屋内施設でのイベントを中止すると発表し、ウィルス感染の可能性のあるホームレスの人々を収容するための「トリアージセンター」としてイヴァレイの建物を提供すると述べた。
ハワイにおけるヘルスケア協会CEO兼社長であるヒルトン・レーテル氏は会見で「コロナウィルス感染のスクリーニングテストを受ける場所のリストを州保健局のウェブサイトに掲載したが、それにはかかりつけの医師による指示が必要だ。発熱、咳、呼吸困難があるかどうか、COVID-19を持つ人と接触したことがあるか、または発生が確認されている地域にいたかどうかなど質問事項がある。スクリーニングの場所はオアフ島で27カ所、カウアイ島で4カ所、マウイ島で6カ所、ハワイ島で5カ所ある」と述べた。
ホノルル市は、4月まで50人以上の集まる公共施設でのイベントを全て中止すると発表し、民間においても、ホテルの宴会場やその他の会場で50人以上の人々が集まることを自粛するように強く推奨した。
ハナウマ湾も4月30日まで閉鎖だが、16日現在、ホノルル動物園は営業を維持する予定。
バスとハンディバンの運航スケジュールに変更はなく、ゴミ収集も通常通り行われる。
(日刊サン 2020. 3.21)