ウィスコンシン州のフードトラックに飲酒運転とみられる車が衝突し、トラックが全損する事故が発生したが、オーナーは奇跡的に軽傷で済み、クラウドファンディングに協力してくれた見ず知らずの支援者たちに感謝しているとGrayNewsが伝えている。

フードトラック「ガンボ・バレー」のオーナーであるアンドレ・リチャーズ氏は、2月26日（月）の午後6時過ぎにミルウォーキーの路上に停めて仕事をしていたところ、28歳の女性が運転する車に追突された。複数のニュースによると、この車の衝撃により、フードトラックは全損したという。リチャーズ氏は、地元ニュースに対し、「店を閉めて、最後の注文を出そうとしたとき、大きな衝撃を感じた。私は後ろから前にふっ飛んだ」と語った。

リチャーズ氏は、このフードトラックを作るのに14カ月もの時間を費やしている。事故の衝撃はすさまじいものだったにもかかわらず、同氏は数日間入院したが軽傷で済み、命に関わることがなかったことに感謝しているという。

リチャーズ氏は現在、ガンボ・バレーの顧客にフードトラックの復活を約束している。同氏には多くの同情が寄せられ、クラウドファンディング「GoFundMe」を通じて、1週間足らずで5万ドル近くの寄付金が集まった。同氏は、ソーシャルメディアに、「みんな、ありがとう。言葉では言い表せないほど、この辛い時期を支えてくれたことに感謝している。皆さんの思いと祈りと寄付は永遠に忘れられないだろう。人生がレモンのように苦く酸っぱい経験を与えるとき、私たちは南部のレモネードを作る」と書き込んだ。

警察はこの事故を起こした運転手を飲酒運転容疑で逮捕した。

リチャーズ氏は、いつかこの街で実店舗のレストランを開くことを夢見ている。