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【ハワイ在住者のためのライフプランのお話】 65歳過ぎて、メディケアのパートBを申請する方へ
オリジナルメディケアにはパートAとパートBがあります。65歳の時にパートBを取らないと決めた方はパートBの申請の際、下記の2種類の書類、合計2枚が必要になります。
•Application for Enrollment in Part B(CMS-40B)
最後のリマークスの欄にスタートの日付を記入すること。
•Request for Employment Information (CMS-L654)
雇用主が記入する書類ですが、退職まで数社に渡って働いていた場合、各雇用主からのサインが必要。
パートBの申請まで65歳から7~8年経っていたケースです。この方は何の記録も取らず、3社にまたがって働いていました。そのうち1社は倒産していました。3社からグループの保険会社を提供されていた場合、始まりの年月日と終わりの年月日を記入しなくてはなりません。
各保険会社に連絡して勤続年数を確認する必要があります。その間に空き期間があるとパートDのペナルティの対象になりますので、注意して下さい。
その後メディケアのパートAとパートBの両方が揃うと、皆さんはいずれかの薬付きプランに加入する方が多いのですが、パートC(別名メディケア・アバンテージ)に加入ると「Declaration of Prior Prescription Drug Coverage」という書類が届きます。
この通知には必ず返信が必要です。内容は65歳から今までの間の薬のカバレッジを提示する書類で、この返信によって、ペナルティが計算されます。
グループ保険がなくなる前に、メディケアのパートAとパートBを揃えて、すぐメディケア・アドバンテージに加入したのですが、返信しなかったために、毎月ペナルティが1年以上送られてきたケースがあります。なぜ支払わなくてはならないかもわからず支払い続け、奥様が65歳になられた時、ご主人は何だかわからない支払が毎月届いているので、こちらで請求書確認すると、ペナルティであることが判明しました。
このように1年以上の月日が経ってからの払い戻しリクエストには時間もかかり大変ですので、ご注意下さい。
(日刊サン 2024.1.10)
横江和子
親の介護がきっかけで、アメリカの長期介護や年金に興味を持ち、保険のライセンスを取得。配偶者がメディケアのパートDのペナルティーを生涯払い続けることになり、メディケアの分野を習得し、色々なシニアの医療保険会社の資格を取り、皆様のニーズに合ったプランをご紹介しています。
シニア医療保険スペシャリスト
問合せ先:[email protected]