2月15日にマッキンリー高校の生徒が死亡したひき逃げ事件で、46歳のミッチェル・ヨシジ・ミヤシロ容疑者が、5日(火)に起訴された。同容疑者は、逮捕当時、運転免許証がなく、164枚の違反切符を所持していたことがわかっている。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、ミヤシロ容疑者は、カピオラニ・ブルバードの標識のある横断歩道で16歳のサラ・ヤラさんがひき逃げされ死亡した事件に関し、第一級過失致死罪で起訴された。
検察当局によると、ミヤシロ容疑者は情報提供により起訴された。これは検察が裁判所に情報提供書を提出し、裁判官が起訴の是非を判断する手続きである。また、同容疑者は、死亡または重傷を伴う衝突事故、人身事故を伴う衝突事故、無免許運転でも起訴されている。
スティーブ・アルム検事は、声明にて、「これらの起訴を待つ間、忍耐強く待ってくれたサラ・ヤラさんのご家族と、より広い地域の人々に感謝したい」と述べた。同検事は、早く起訴したいのは山々だったが、早く終わらせることよりも、きちんと仕事を終わらせることの方が重要だったと述べ、「過失による殺人事件では、多くの調査を行い、法医学的証拠を収集・分析する必要がある。告訴する前に、警察と協力して確実なケースを構築しなければならない。ホノルル警察(HPD)のたゆまぬ努力に感謝する」と説明した。
州裁判所の記録によると、ミヤシロ容疑者は過去に164件の交通違反の検挙歴があり、2月15日午前6時40分過ぎ、同校の陸上競技場近くのカピオラニ・ブルバードとカマケエ・ストリートの交差点で、標識のある横断歩道を歩いていたヤラさんをひき逃げにより死に至らしめ、もう1人の女子生徒を負傷させているが、その9日前に、無免許運転で無罪の申し立てを行っていた。
ミヤシロ容疑者は事件翌日の午後6時半ごろHPDに出頭し、逮捕された。現在、25万ドルの保釈金の代わりに拘留されている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.12.7)