ジュエリーを作るため、ケニア旅行で拾ったキリンのフンをスーツケースに入れ、手荷物として米国に持ち帰ろうとしたアイオワ州の女性の計画は、連邦税関職員の嘲笑とともに消え去ったとAP通信が伝えている。

米国税関・国境警備局によると、この女性は9月29日（金）にミネアポリス・セントポール空港に到着し、持ち物検査を受ける際、糞の入った小箱を申告した。この女性は、過去にヘラジカのフンでやったように、排泄物を使ってネックレスを作るつもりだと当局に話した。

ミネソタ・パブリック・ラジオによると、キリンのフンは適切な許可と検査を受ければ米国に持ち帰ることができる。なお同ラジオ局によると、この女性はフンを申告して税関に渡したため、制裁を受けることはない。

キリンのフンは税関の農務専門家によって処分された。税関・国境警備局のシカゴ支局長ラフォンダ・D・サットン＝バーク氏は声明の中で、「米国に糞便を持ち込むことは本当に危険だ。もしこの人物が米国に入国し、これらの品目を申告していなかったとしたら、このジュエリーから病気に感染し、深刻な健康問題に発展した可能性が高い」と述べている。

アフリカ豚コレラ熱、古典的豚コレラ熱、ニューカッスル病、口蹄疫、豚小胞症などは、税関がリスクとして挙げたケニアで確認されている疾病の一部である。