エヴァビーチの家庭で飼われている犬が、複数回にわたり何者かによってBB弾で撃たれけがを負った事件に関し、ホノルル警察は捜索を行っていたが、犯人は実は近所に住む子どもだったことが判明したとKHON2が伝えている。
被害に遭ったのは2歳のイングリッシュ・ブルドッグの「ジギー」で、1週間ほど前に体調不良のため飼い主のドモニク・ブードローさんが調べたところ、傷口からBB弾が見つかった。それだけでは終わらず、日を経るごとにジギーのBB弾による傷は増えていった。
ジギーは外にいるのが好きで、日中は外にあるケージの中で過ごしている。犯人は数日にわたって繰り返し訪れ、至近距離からBB弾を発射したと見られていた。ホノルル警察(HPD)は重罪である第一級動物虐待事件として捜索を開始していた。
しかし、犯人は少年だった。ブードローさんによると、ブードローさんの娘の友人である少女が、彼女と7歳の少年がジギーを傷つけるためにブードローさんの家に行ったと告白したという。「少年は、母親から誕生日にもらったBB弾の銃を少女に見せて、『さあ行こう』という感じだったと思う」とブードローさんは語る。また、少女によると、最初、少年はBB弾で撃たずに、庭に侵入してジギーを蹴っていたという。
ブードローさんによると、HPDの刑事は、28日(木)、少年の家族を訪問したという。
ジギーの健康状態は悪化の一途をたどっている。体内には取り出す必要のあるBBがまだいくつか残っている状態だが、獣医は鼻血を出し続けている原因を取り除くことを優先しているという。27日(水)の夜に容体が急変したため、家族はジギーを連れて獣医の緊急治療室に駆け込んだ。
子どもたちもジギーの状態に心を痛めている。ブードローさんは、「娘は学校に行ったが泣いていたため、教師から電話があり、家庭で何が起こっているのか聞かれた」と言い、そのため飼い犬が撃たれけがをしたことを周囲に知らせるに至ったと説明した。
ブードローさん家族は、ジギーの回復に必要な複数の処置のために、クラウドファンディング「GoFundMe」のページを立ち上げ、支援を募っている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.29)