マウイ島ラハイナにあるラハイナルナ高校、ラハイナ中級学校、プリンセス・ナヒエナエナ小学校は、土壌、水、空気が安全と判断されたため、10月の秋休み明けから生徒の登校が再開されることになったとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
また、山火事で修復不可能なほどの被害を受けたキング・カメハメハ3世小学校の生徒と職員は、プレレフア地区に約500万ドルをかけて長期的な仮校舎が建設される間、プリンセス・ナヒエナエナ小学校に一時的に収容されることも発表された。
主なタイムラインは下記のとおり。
●10月16日(月):秋休みが終わり、生徒がラハイナルナ高校に戻る。
●10月17日(火):ラハイナ中級学校の生徒がキャンパスに戻る。
●10月18日(水):プリンセス・ナヒエナエナ小学校での授業がスタート。キング・カメハメハ3世小学校の生徒も同小学校で授業を受ける。
グリーン知事は、プリンセス・ナヒエナエナ小学校に設けられる仮設校舎について、「この仮設校舎は短期的な解決策であり、電源、エアコン、フローリングの床を備えた高品質のテントを使用し、快適な授業と学習環境を提供する」と述べた。
キング・カメハメハ3世小学校の生徒および職員は、その後、プレレフア地区の長期仮設校舎に移動する。この長期仮設校舎は連邦緊急事態管理庁の資金で建設され、恒久的な場所が見つかるまで利用されることとなる。なお、設計はまだ開発段階で、長期仮設校舎ができるまでには約95日かかるという。
アメリカ陸軍工兵隊のジェシー・T・カリー大佐は、「校舎は一時的なものかもしれないが、悲しみや喪失感にもかかわらず、ラハイナの子どもたちは学び続け、夢を持ち、成長するのだということを思い起こさせてくれる場所になるだろう」とカリー大佐は語った。
なお、キング・カメハメハ3世小学校の恒久的な移転場所はまだ未定で、グリーン知事は、「長期的な解決策は、コミュニティと郡が決める必要がある」と述べた。
シェアする
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.27)