オアフ島の住宅街で野ブタが急激に繁殖し、ハンターによる捕獲が展開されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
パシフィック・ハイツでは、ここ数カ月で野ブタが爆発的に増えていた。野ブタは食欲旺盛で、庭で餌を採ったり、風の強い通りを歩き回ったりし、住民を困らせていた。
この問題に対処するため、パシフィック・ハイツの住民グループはオアフ島ピッグ・ハンター協会の協力を得て、7月、2週間にわたる野ブタ狩りを行った。最大9人のハンターが私有地に許可を得て金属製の罠を仕掛け、合計24頭の野ブタを捕獲した。オアフ島ピッグ・ハンター協会のロイ・カイノア会長は、「罠の中には2匹、3匹、1匹と捕獲するものもあった。子ブタに関しては、個人経営の農場に移動させた」と語った。
ハンターたちによると、捕獲された大人の野ブタは屠殺され、燻製肉や豚肉にされたという。
住民全員がこの狩りを支持したわけではないが、一部の住民は野ブタがいなくなってよかったと言っている。狩りを企画したスタンフォード・マスイ氏は、「ハンターたちの行動にはとても満足している。彼らはとても優秀で、成果を上げてくれた。この2週間の後、もうブタは見かけなくなった」と語った。また同氏は、ハンターたちは住宅街で罠を使うだけで、活動そのものに起因する問題や苦情はなかったと付け加えた。
ピッグ・ハンター協会によれば、ヌウアヌ、パロロ、イースト・ホノルルのような他の地域でも野ブタの個体数が爆発的に増加しているという。カイノア氏は、「私は駆除タスクフォースを持っており、我々はコントロールを維持するために各地へ出向き、活動を地域社会に示している」と語った。
同協会は、今月末にカハラとワイアラエ・イキの住民と会い、野ブタの個体数をコントロールする方法についても話し合う予定となっている。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.8.9)