ビジネス経済開発及び観光局(DBEDT)が27日(木)に発表した暫定来訪者統計によると、6月にハワイを訪れたのは約88万9274人だった。この数字は、2022年6月から5.5%の増加であり、パンデミック前の基準年である2019年と比較すると93.9%の回復を示しているとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
6月の来訪者の消費額は名目ドルで20億ドルで、2022年6月の18.3億ドルを9.2%上回り、2019年6月の16.3億ドルを22.7%上回った。また、州全体の1日平均来訪者人口は26万8857人で、2022年同月の26万5157人から1.4%増加し、2019年同月からは3.3%減少した。
日本市場については改善の兆しがあり、2022年6月の1万1940人に対し、今年6月は4万6753人と291.6%の増加となった。それでも、2019年同月と比較すると63.1%の減少である。
DBEDTディレクターのジェームス・トキオカ氏は声明の中で、「来訪者統計は、ハワイの旅行産業が着実な回復を続けていることを示している。2023年6月の総来訪者数は88万9274人で、史上3番目に多い6月となった。また、日本人到着者数は4万6753人で、これは2020年3月以来の多さであり、2019年同月から36.9%回復した」と述べている。
また、トキオカ氏によると、オアフ島は2023年上半期の来訪者数の増加率が最も高く、隣島は主に宿泊料金の上昇により来訪者支出の増加率が高かったという。
DBEDTの観光予測では、日本人の来訪者数は今年末までに2019年の約50%まで回復する見込みだという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.28)