カナダの看護師で自然を愛する女性が、野生動物を観察するために自宅近くに設置したカメラで、「鹿の死骸を食べる儀式をする2人の魔女」と思われる映像を撮影したとフォックス・ニュースが伝えている。
撮影者はカナダのブリティッシュコロンビア州パウエルリバーに住むコリニア・スタンホープさん(36)で、地元ニュースに対し、「本当にビックリした。こんな光景はめったに見るものではない」と語っている。
スタンホープさんは、自分の敷地の庭で鹿の死骸を発見し、それに寄ってくる動物を観察するために、祖父のボブさん(76)と一緒にトレイルカメラを設置した。初めにカメラが捉えたのはボブキャットだったが、次にボブさんが映像を確認すると、夜、ほとんど全裸の人物が死骸をむさぼるような様子が映っていたという。
「カメラを設置した翌日、祖父が裸の人物が写っていると言うので、うそだろうと思い映像を確認した」とスタンホープさんは話す。その女性たちは日没からおよそ10分後に現れ、鹿の死骸に触れ、蹄を口元まで持ち上げるなどしたという。「匂いを嗅いでいたのか、食べていたのかはわからないが、あんなに腐敗した死骸に触れるなんて、気分が悪くなる。バクテリアだらけだろうから」
カメラには死骸をむさぼる女性のほか、男性の足も映っていた。
この出来事はスタンホープさんの自宅から徒歩2分の場所で起きており、飼っている馬が心配だと語った。「馬はいつもあの辺りで本当に怖がる素振りを見せる。最初は馬たちが想像しているだけだと思ったが、今は私も信じているかもしれない」
スタンホープさんは、単なるいたずらによるものか、または薬物でもやっている人たちの奇行ではないかと、半ば願っている。厳密には違法なことは何も起こっていないというボブさんの指摘により、彼女は警察へは通報しなかった。
スタンホープさんが写真をネットに投稿した後、ソーシャルメディアは大騒ぎになり、いたずらだと言う人もいれば、悪魔や超常現象が働いているのではないかと推測する人も出た。あるユーザーは、「地獄から歩いてくる悪魔だ。もし悲鳴が聞こえたら、それらには近づかず、建物から出ずに銃を用意するんだ」と書き込んでいる。
また、この人影は「スキンウォーカー」または「ウェンディゴ」であるとする説もある。どちらもネイティブ・アメリカンの民話に登場する悪意ある超自然的存在とされている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.6.6)