ドイツ西部にあるマインツ大学病院で、2020年に起きた外科医による執刀が波紋を呼んでいるとAP通信が伝えている。
外科医は、資格のある助手がいないにもかかわらず、足の指の切断手術を行った。
地元紙マインツァー・アールゲマイネ・ツァイトゥングによると、局所麻酔を受けた患者が取り乱したため、この外科医は近くにいた清掃スタッフに声をかけ、患者の足を持たせ、手術器具を渡すよう頼んだという。同紙によると、この清掃員は医療経験がなかった。
この事件は、病院のマネージャーが、血のついたガーゼパッドを手にした清掃員を手術室で発見したことから明るみに出たという。なお、この手術により患者が合併症を起こすことはなかったが、外科医はその後同病院を解雇された。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.5.22)