ハワイでクジラを見ることができる季節もすでに半分が過ぎようとしているが、多くのザトウクジラが目撃されている。
国立海洋大気庁(NOAA)ザトウクジラ国立保護センターの発表によると、多くのメスクジラがハワイの海で出産したと見られるという。
KHON2の取材に、ホエール・ウォッチングのツアー担当者は次のように語っている。
「陸上からも1マイルほど沖にいるクジラを確認することができるが、ワイキキを含め、ダイアモンドヘッドからケワロあたりまで、外海に行けば本当にたくさんのクジラを見ることができる。母クジラが幼体に息つぎの仕方や海中への潜り方、尾を動かす方法などを教えていて、本当に面白い光景だ。子クジラが少し成長し、クジラとしての動き方を学ぶと、さらに活発になる。頻繁に尾を海面に打ちつけたりするので、ツアーでもこういったクジラを見ることができる」
一方、沿岸警備隊では、クジラに近づきすぎないようボートの動きに目を光らせているという。
アメリカ沿岸警備隊の海事法主任スペシャリストのエリック・ロージニガー氏は、「主目的は人々に注意喚起をすることで、ルールを守らない場合には違反切符を発行することになる。上空からヘリコプターでも監視を行なっており、クジラに近づこうとするボートがあれば、我々が船で現場に直行する」と述べている。
沿岸警備隊は、すでに4件の警告を発しているが、今までのところ違反者は出ていない。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.27)