ハワイ観光局ではソーシャルメディアに投稿される観光客の悪質な行為に苦慮しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
昨年には、絶滅危惧種のウミガメに触ろうとした女性を映したビデオが炎上し、つい先日には、キラウエア火山が噴火している様子を背景に放尿している男性のビデオが投稿されて炎上する事態となった。
観光局のイイリヒア・ギオンソン氏は、観光客に対する啓蒙の必要性について会見で次のように述べている。
「観光客に対する啓蒙活動の難しいところは、活動の成果としてどれだけのウミガメが嫌がらせを受けなくなったのか、何人の観光客が不敬な行為をしなくなったのかを数値化できないことです。我々としては、どこで放尿すべきかということまで観光客に教えなければならないとは考えていませんでした。このような行動が公衆の話題になるとは非常に残念なことです」
当局では、空港やホテルでの標識を増やすとともに、ハワイへ到着する飛行機内での教育ビデオ、ソーシャルメディアでの広報活動に力を入れていくという。
「2023年は重要な年となるでしょう。改善すべき点はまだたくさんあります」
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.25)