先週再び噴火活動が始まったキラウエア火山の見学地点で放尿する男性の写真がソーシャルメディアに投稿されて炎上しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ハワイ先住民活動家であるクム・ヒナレイマオナ・ウォン・カル氏は、ハレマウマウ火口はハワイの人々にとって偉大な象徴として大きな意味があり、この写真に多くの人が憤慨しているのは当然だと話している。
問題の写真は、7日(土)に投稿されたが、すでにアカウントは削除されている。
この男性が観光客だったのか地元住民だったのかは明らかになっていないが、ウォン・カル氏は、「外部の人の多くは、我々ハワイアンが、自分たちが暮らすこの島の場所や空間に関して、どれだけ強い特別な思いを抱いているか理解していない」と述べている。
ハワイ火山国立公園は、声明で次のように述べている。
「公園内での屎尿の不適切な処理は、連邦規則集(CFR)の36巻に違反する行為というだけでなく、キラウエア火山の文化的な重要性に対する理解の欠如と侮辱を示すものだ」
公園内には、24時間使用することができる公衆トイレが完備されている。
昨年11月には、ハワイ島に転居してきたばかりの男性が、マウナ・ケアで放尿しているビデオをソーシャルメディアに投稿して炎上し、すぐに謝罪と許しを乞うビデオを投稿している。
ウォン・カル氏は、観光客に対し、文化に対する意識を高め、より配慮するよう求め、一方で地元住民には、啓蒙活動にもっと力を入れるよう呼びかけている。
「ハワイの住民、訪れる人々、全員に、自分の家ですることとしないことという観点から、何をすべきか、そしてすべきでないかを考えてもらいたい。どのようなハワイを作り上げたいのか。我々全員の責任だ。共に協力し、より良くしていこう」
国立公園事務所では、園内で怪しい行為を目撃したり、今回の捜査に関する情報を持っている人は、888-653-0009に電話もしくはメッセージを送るよう呼びかけている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.9)