ホノルル警察署は、大晦日から元日にかけて人員を増やし、違法花火や飲酒運転などの取り締まりを強化すると発表した。
同署は昨年の12月31日から1月1日までの間、違法花火に関連しておよそ800件の通報を受け、32件の違反切符を発行、1人を逮捕している。
今年は、ホノルル消防署により13,679件の花火使用許可証が発行されているが、警察は条例を遵守するよう求めているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
一般市民に許可されているのは爆竹花火で、しかも大晦日午後9時から元旦午前1時までの4時間に限定されている。
打ち上げ花火の使用には、有資格者による商業花火用許可が必要だ。
今年のパトロールでは、違法花火の所持および使用違反に重点がおかれ、目撃者からのビデオも有効な証拠となる。
重さ25ポンド(およそ11キロ)までの場合、違反が確定すれば、200ドル以上2,000ドル以下の罰金が科せられる。
25ポンド以上の場合にはCクラスの重罪にあたり、最高5年までの懲役および最高1万ドルの罰金刑となる。
花火の違反取り締まりのために、大晦日の夜にはパトカーおよび覆面車でのパトロールをオアフ島各地で行うという。
警察はまた、飲酒運転を中心とする交通違反の取り締まりにも力を入れると発表している。
昨年大晦日午後6時から元日午前6時までの12時間に、オアフ島内で51件の交通事故が発生しており、11人を飲酒運転で逮捕、スピード違反は60件だった。
さらに昨年は、花火見物のためにハイウェイ上に駐車する人が多く見られ、その様子がソーシャルメディアにも投稿された。
警察ではこの件を非常に重く受け止めており、今年は取り締まりを行うという。
ジョー・ローガン署長は会見で、ハイウェイに駐車しての花火見物は控えるよう求めた。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.12.30)