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【アラ古希からのユルユラAlohaマインド】孤軍奮闘
秋の展覧会シーズンがやって来ました。昨日は、友人二人から国立新美術館で9月21日から10月3日までの第85回「新制作展」の招待状が届きました。
私自身は数ヶ月前から10月7日から14日会期の東京都美術館で行われます第48回美術の祭典「東京展」への出品予定の作品と格闘を続けています。申し込み期限は8月15日から31日まででしたので、それまでには、作品の縦横幅重量にタイトルとアートジャンル等を書いて出さなくてはならなかったために、5月くらいから制作を開始、なんとか出品目録は出しました。しかし、作品の完成には程遠い道のりが続いています。
2012年から東京展へマグネットアートと言う名前で、出品を続けてきました。なにせ、鉄とマグネットで付いたり離れたりしながら形を創れるというコンセプトは、『動かせるということは、作家の主体性が無いからアートと呼べるものではない』という批判が大多数でした。でも、私は作り続けてきました。
コラージュとかミクストメディアというジャンルに近いと思います。取り外しが出来るということは、背面だけを残してゼロにもなるというわけで、確かに奇抜な構想に違いないと思っています。
しかし、私の住まいは小さいので、大きな作品を増やすわけにはいかないのです。勿論倉庫を借りて保管などできる余裕もありません。なのに、創ってみたくなるのです。大きな美術館の壁面に飾れる作品を! イメージが頭に浮かぶとデッサンをして、資材を集めて、ひとつの形に仕上げていくことがたまらなく面白いのです。
ふと、『孤軍奮闘』という熟語が頭に浮かんで来ました。あと数日頑張ります。
搬入日は9月22日。ヘロヘロヨロヨロになっていますが、制作中は実年齢より55歳もタイムスリップして17歳の気分で夢中です。背面は鉄網なので、私の腕はあちこち傷だらけですが、ちゃんと夏の着物生地の絽で縫い包みました。
これからの人生へ アラ古希からのユルユラAlohaマインド No.118
蒼井 絹子
北海道生まれ。学習院女子短期大学英文科卒業。
1984年「ベルーシの涙は、スニーカーブルース」が、NHK北海道ラジオ創作ドラマで採用
1987~89年 3人の小学生の子供達を連れて渡米。シアトルのグリッフィンカレッジに 留学・卒業。シアトル日本語放送局にて番組を担当
1994年 北海道にて、陶芸工房【G-club】を開設
1997~2001年 北の生活産業デザインコンペにて入選・入賞
2002年 財団法人中小企業総合研究機構会長賞を「マグネット・アート」で受賞
2003年 東京に工房・オフィスを開設
2011年 日本旅行作家協会入会。東京都TASKものづくりコンテストにて奨励賞を受賞
2012年 東京都美術館「東京展」にて「マグネットアート」入選
2014年7月7日より、ハワイマッサージアカデミーへM-1(技術取得ビザ)にて留学
2015年1月17日 同校卒業
2020年12月 著書「人生の“サバティカル”留学」を上梓