【ハワイニュース】サル痘さらに2人感染 ブレイズデル・センターで8月20日ワクチン接種開催
8月18日(木曜日)ハワイ州衛生局はサル痘の感染者がさらに2人増えて、州内の感染総数は18件となったと発表したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
今回の2件の感染は、1人はオアフ島の住民で感染については調査中だという。
もう1件はハワイ州住民ではないもののオアフ島で診断が下されたものだ。
衛生局の疫病対策副責任者であるネイザン・タン氏は「ハワイ州の住民に対する感染の危険度は低いものの、島内での感染が起こっていることは事実です。州内での感染が増えていることから、ワクチン接種が重要となっています。もし接種の資格があるのであれば、自分自身と地域社会を守るためにぜひ接種を受けるようお願いします」と述べている。
現在サル痘のワクチン接種を受ける資格のある人は次の通りだ。
- ●サル痘に感染した人あるいは感染が疑われる人と14日以内に濃厚接触した人
- ●ゲイ、バイセクシャル、男性と性的交渉を持つ男性、複数あるいは匿名の性的パートナーを持つトランスジェンダーの人
- ●重度の免疫不全の人、特定の皮膚疾患を持つ人、サル痘に感染するリスクの高い家族あるいは性的パートナーを持つ人
州衛生局では8月20日(土曜日)午前9時から午後1時まで、ブレイズデル・センターでワクチン接種を開催する。
接種資格のある人はオンライン(https://health.hawaii.gov/docd/mpxvax/)か電話(808-586-4462)で予約するよう求められている。
ハワイ州ではこれまでにおよそ2,800回分のワクチンを連邦政府から供与されており、今後も受け取ることになっている。
州内でこれまでに1,000回分がすでに接種されている。
サル痘は、ハグやキスなどを含む肌と肌の接触やシーツ類やタオル、衣服を共有することで感染が広がる。
これまでの主な感染者は男性と性的交渉をもった男性が中心だが、誰でも感染する可能性がある。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.19)