カリフォルニア州サクラメント保安官事務所は、リジーという名前の11歳の少女になりすましてオンライン上で子供たちと接触を持っていた24歳男性を逮捕した。
当局によると、アメリカ国内に6歳から13歳までの児童ポルノの被害者が80人確認されているが、ハワイでも3人が被害に遭っているとKHON2が伝えており、ワイアルアに住む8歳児、11歳児、そしてキヘイの11歳児だという。
4月26日、サクラメント保安官事務所は、市内のデメトリウス・カール・デービス容疑者(24歳)宅で家宅捜索を行い、児童ポルノの証拠となる写真やハードディスクを発見した。
昨年12月に同容疑者についての通報を受けて以来、捜査が続けられていたという。
児童に対するインターネット犯罪対策班(ICAC:Internet Crime Against Children)によると、ハワイでも類似の事件が起こっている。
ICACハワイのエドワード・アライアス氏は、「未成年と関係を保とうとした60人以上をすでに逮捕しており、彼らは非常に長い刑期の判決を受けている。警察は常に目を光らさせている」と述べている。
母親にとって、子供を対象とするネット犯罪はあってはならないことだ。
3人の子の母親であるジョイ・リーさんは、「自分の快楽のために子供に危害を加えようとする人々がオンライン上に存在するというのは恐ろしいことです」と述べている。
ICACでは、子供たちを被害から守るために、インターネットのサービスプロバイダーやソーシャルメディアのプラットフォームと連携して、捜査を行なっている。
アライアス氏は、「皆さんが送る全ての写真、全ての会話は監視されているのです。自分がしていることを誰も知らないと思っているかもしれないが、それは間違いです。月に200〜300件ほどのサイバー通報がある」と述べている。
ICACでは、保護者に対して、子供の使っている機器を監視するとともに、児童ポルノという犯罪の存在について話をしてもらいたいという。
「もし良くないことをしても、それを正直に話すことは良いことなのだと伝えてください。我々が必ず助けます」
サクラメント保安官事務所では、まだ多くの被害者がいると見ており、全国の保護者に対して、子供たちがオンライン上でリジーという少女とコミュニケーションしていないか確認してもらいたいと要請している。
もし接触があった場合には、サクラメント保安官事務所(電話:916-874-3002、電子メール:[email protected])に連絡を。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.5.5)