フロリダ州マイアミにある水族館で、イルカ・ショーの最中にイルカが飼育員を攻撃するという事件が起こった、とフォックス・ニュースが伝えている。
事件を目撃していたシャノン・カーペンターさんは、「イルカが飼育員にぶつかったように見えました。飼育員の女性が水中にいる時に何かあったらしく、彼女がパドルボードに素早く乗ってプールサイドに向かっていたところに、イルカが数度ぶつかっていったのです」と語っている。
その後、女性飼育員は水から上がって、プールサイドに膝をついていたという。
4月19日(火曜日)に発表された水族館の声明によると、女性飼育員が誤って手でイルカを引っ掻いてしまったことが原因で、イルカが攻撃的な行動を取ったという。
動物愛護グループ「動物に対する倫理的な対応を求める人々(People for the Ethical Treatment of Animals : PETE)」では、今回のイルカの行動を観察し、「曲芸をするよう無理強いしていることが原因だ」と発表した。
水族館によると、イルカがこのような攻撃をしたのは初めてのことであり、飼育員は病院で治療を受けたという。
「飼育員がイルカに対して取った行動が原因となり、イルカは明らかに通常とは違う行動をとり、飼育員に向かって泳いでぶつかるという結果になりました。イルカにとっても非常に痛みを伴うことだったと思います。飼育員もイルカも順調に回復しています」
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.4.19)
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