現在ホノルル高速輸送局（HART）は、元の契約内容を変更し、シミック合弁会社にディリンハム・ブルバード沿いの1700フィートの鉄道を追加で建設させようと検討しており、この変更には7000万ドルから1億ドルの費用がかかる。シミック合弁会社は2016年に4駅とアロハスタジアムからミドルストリートまでの5マイルの高架工事を約8億7500万ドルで受注し、すでに半分以上が完成している。

一方、ナン株式会社は、計画された鉄道の経路から都市を通る水道、下水道、および電力線の移動を含むユーティリティの移転作業を処理するために、4億ドル相当の契約の下で受注を獲得したが、ユーティリティ作業は遅れており、HARTはこの工事の一部をシミック合弁会社に請け負わせることによりスピードアップを図ることができ、大きな節約になる可能性があるとしている。

この提案に対し、プロジェクト監視委員会の委員長であるグレン・ノハラ氏が4月16日のオンライン会議にて懸念を表明した。

「提案された変更は非常に大きく、州法に違反する可能性がある。市の顧問、州の担当官、連邦交通局に法的意見を求めたい。このプロジェクトはすでに大きな計画変更がされており、それについてFBIを含む連邦政府の調査を受けていることを忘れないように」

この件について、16日中にHART事務局長であるアンドリュー・ロビンズ氏のコメントはない。