新型コロナウィルス感染拡大により深刻な状態が続く中、3月25日から4月3日までの10日間で、5名のホームレスがオアフ島に到着した。
市当局担当者のマーク・アレクサンダー氏によると、そのうち2名は夫婦で、ホテルで1泊した後、ホームレスシェルターに連絡をして本土の都市に飛行機で戻ったと伝えられている。
その他の3名は関係がなく別々のフライトで到着して、ホームレスシェルターにて14日の検疫下に置かれた。本土のどの都市から到着したのかは不明だが、コロナウィルスに感染した可能性を示す症状は見られなかったという。
イゲ知事が14日間の検疫命令を発効した3月26日から31日までの間に、1067人のハワイ非居住者が到着し、2230人のハワイ州居住者が帰宅したと州運輸省の報道官であるティム・サカハラ氏は述べた。
ハワイ州政府観光局によると、4月1日には飛行機22便で664人の乗客がハワイに到着し、その内120人は旅行者だった。
アレキサンダー氏は「オアフ島の2カ所のホームレスシェルターはすでに一杯で、新しい受け入れはできない状態だ。ハワイに到着する全ての人々に14日間自己隔離させることは非常に困難なことだが、ウィルスがこれ以上拡散する危険を最小限に抑えなければいけない。この状況下でホノルルは新しい訪問者を受け入れ続けることはできない」と述べた。
(日刊サン 2020. 4.11)