現在、州議会では様々な議題が提出され審議の最中であるが、その中には増税の議案も出されている。ただし、新型コロナウィルスの州財政への影響も懸念され、先の見えない状況が続いている。
●所得税の増加を検討
下院では、州の最高所得税率を現在の11%から12%または13%に引き上げを検討した。また、10万ドル以上の課税所得がある単一申告者、および20万ドル以上の課税所得がある共同申告者に対しても増額となる。
●GE税の増加を検討
さらに下院では、州GE税の0.5%の増加を検討した。オアフ島住民はすでに他島より0.5%高いGE税をホノルルレールプロジェクトのために課せられているが、今回は州改善のためで、主に高速道路と教育施設の建設、公務員の退職医療費、ハリケーン準備信託基金のために使用される。
●炭素税
上院では、気候変動のペースを遅らせ、石油の使用を抑え、二酸化炭素排出削減目標に達成する手段として、炭素税を検討した。 2021年に二酸化炭素排出量1メートルトンあたり40ドルの価格を効果的に設定するために石油に対する税を引き上げ、その後、2030年まで1メートルトンあたり80ドルになるまでまで徐々に税率を引き上げる。
(日刊サン 2020. 3. 14)