3月2日、今月ハワイで予定されていたマライアキャリーのコンサートは11月28日への延期が発表され、3月6日から予定されていたホノルルフェスティバルもまた、中止となった。
6月の第13回太平洋芸術文化フェスティバルも延期され、ハワイ州観光局は、プロバスケットチームのロサンゼルスクリッパーズのハワイ訪問の中止を発表した。
2月の国際旅客数は約2万1千人の減少し、毎月25万人の観光客が訪れるハワイでは、この数字はいかに打撃が大きいかを示している。
今月に入って全米で新型コロナウィルス感染が報告され、さらに観光客は減少している。
プレザントホリデー社社長ジャック・リチャーズ氏は「旅行全体に対する不安レベルが高まっている。長いフライトや検疫のリスクを避けたがっている。ハワイ旅行のキャンセルはそれほどでもないが、ヨーロッパ旅行には多くのキャンセルが出ている。日本とアジアのビジネスはほぼ停止状態だ」と語った。
シーライフパークのゼネラルマネージャーのキング氏によると、「2月はよかったが、今月は数字が落ち込んでいるため、今後3カ月の対応をどうするか取り組んでいるところだ」 シーライフパークでは先月、労働安全衛生局のプロトコルと疾病管理予防センターの新型コロナウイルスファクトシートを使用して従業員向けのトレーニングを実施した。
航空会社の中には、これから新しいチケットを購入する顧客に対して、柔軟な旅行オプションの提供を開始したところもある。
ハワイアン航空は3月28日よりゴールデンウィーク直前の4月29日までの間、羽田空港¦コナ空港間および羽田空港¦ダニエル・K・イノウエ空港間のフライト運行を中止すると3月6日に発表した。
(日刊サン 2020. 3. 14)