日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

ニュース

ホノルル市、 新しく雨水利用料金の導入を検討

 市当局は、オアフ島の不動産所有者に対して、新しく導入を検討中の雨水利用料金に関するフィードバックの提供を呼びかけている。雨水排水路は雨水とともに地下パイプに流れ込んだものを未処理のまま地元の小川から海へと運ぶ。

 米国環境保護局はすべての自治体に雨水関連汚染削減の取組強化を要求しており、この新しい雨水利用料金はその一環である。

 検討中の方法は、不動産所有者に雨水利用料金を請求し、舗装部分の撤去や庭の水やりに雨水を利用するなどを行う所有者には減額するというものだ。目標は、雨水下水道に入る水を減らし、海洋に入る汚染を減らすことにある。雨水が下水に入ると、自動車からの有害物質、殺虫剤、肥料、動物の排泄物からのバクテリアなどの汚染物質が混入する可能性があるからだ。

 この新しいプロジェクトは市の施設メンテナンス部によって来月から開催されるコミュニティミーティングで提示されることになっている。

 ロス・ササムラ部長によると「ホノルル市は現在、雨水関連費用に年間約9,200万ドルを使っており、その約7000万ドルは固定資産税から、2200万ドルは高速道路基金からである。コミュニティミーティングで表示される料金は、次の通り。2,000平方フィート未満の居住部分(舗装部分も含む)の所有者は、月5〜7ドル。2,000〜3,000平方フィートの所有者は、月10〜14ドル。4,200平方フィートを超える所有者は、月22〜28ドルを支払う。収入に関係なく、誰もが同じ金額を支払うことになる。そのため、固定資産税が免除される政府所有不動産や宗教団体の不動産も同じ広さの住宅地と同じ額を支払う」。

 ササムラ氏は「第一回コミュニティーミーティングは現在各地で行われており、第2回目は5月6月で、10月までには市議会にて採決できるようにしたい。このプログラムの導入は2022年7月前以降となる」と述べた。

 

(日刊サン 2020. 3. 7)

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram