日刊サンが選ぶJAPAN 10大ニュース
1
新型コロナ感染拡大
日本政府は4月に緊急事態宣言を発令し、外出自粛を呼び掛けた。マスクやアルコール消毒液などの品薄、「3密」を回避する動きや「自粛警察」などの現象が起きた。政府は一律10万円の給付、「アベノマスク」とも呼ばれるマスクの配布、「雇用調整助成金」などの緊急経済対策を実施した。志村けんさんや岡江久美子さん、高田賢三さんなど著名人のコロナ感染、死去が相次いだ。
2
東京五輪延期
新型コロナ感染拡大を受け、東京五輪とパラリンピックは1年の延期が決まり、五輪の開会式は来年7月23日、閉幕は8月8日、パラリンピックは8月24日から9月5日まで行われる。秋には国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が来日して、観客を入れた形で開催を目指す考えを確認した。
3
安倍首相退陣 管政権誕生
安倍首相が8月に持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に辞任を表明した。在職日数では歴代1位を記録し、歴史的な長期政権を築いた。9月には官房長官として安倍首相を支えた菅義偉氏が自民党総裁となり菅政権が誕生した。
4
「鬼滅の刃」ブーム
10月に公開されたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の累計興行収入が、日本で上映された映画として歴代最速の10日間で100億円を突破した。
5
九州豪雨 死者77人
7月に九州を中心とした記録的な豪雨が発生し、河川の氾濫や土砂災害が相次いだ。九州5県で77人が死亡する大災害となった。
6
ゴーン被告 国外逃亡が発覚
日産自動車の元会長で、金融商品取引法違反などの罪で起訴されて保釈中だったカルロス・ゴーン被告が2019年の大晦日に、楽器ケースに隠れプライベートジェットに乗り日本を不法に出国、ベイルートに逃亡したことが年明け早々に発覚した。東京地検特捜部は、ゴーン被告と、逃亡を手助けしたとされるアメリカ国籍の男3人に対して、出入国管理法違反で逮捕状を取得した。
7
嵐、年内で活動休止
1月に人気アイドルグループの「嵐」が12月31日を持って活動を休止すると発表され、日本中が衝撃と驚きに包まれた。リーダー大野さんが、芸能界ではない別の道を進む選択をしたことで、グループとしての活動を休止することになった。
8
レジ袋有料化
経済産業省と環境省による容器包装リサイクル法が改正され、7月1日から全国でプラスティック製買物袋の有料化が始まった。スーパーやコンビニエンスストアなど全ての小売業においてレジ袋が2円から5円で販売されることとなった。無償配布は禁止。
9
河井克行前法相・案里議員逮捕
2019年7月の参院選をめぐる買収事件で、東京地検特捜部は衆議院議員河井克行と、妻の河合案里参議院議員を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕した。
10
秋篠宮さま 立皇嗣の礼
11月8日に秋篠宮文仁殿下が皇位継承順位1位の皇嗣となられたことを広く示す「立皇嗣の礼」が皇居宮殿で行われた。天皇の弟が皇嗣として宣言される儀式は憲政史上初めてであった。
(日刊サン 2020.12.31)
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