2022年1月1日から、ハワイ州内のペットにマイクロチップを埋め込むことが法律で定められる予定だとKHONが伝えている。
マイクロチップは米一粒ほどの大きさだが、迷子になってしまったペットを飼い主のもとに返すのに大きな助けとなる。
州議会での審議によると、3匹のペットのうち1匹は迷子になっており、迷子になったペットの90%が飼い主のもとに戻っているのが現状だという。
通常ペットの両肩の間に埋め込まれるマイクロチップには番号がついており、専門機関によってスキャンをするとその番号から飼い主の連絡先や犬の登録が明らかになる仕組みだ。
動物保護団体のヒューメイン・ソサエティでは「この新しい州法は本当に素晴らしいものです。マイクロチップのスキャナーは持ち運びできるので、シェルターまで連れて来られなくでも現地でスキャンして飼い主の元に返すことが可能となります」と述べている。
ペットのマイクロチップについて、追跡調査ができるという間違った認識を持っている人もいるが、マイクロチップにGPS機能はない。
マイクロチップの情報はアメリカ国内の番号登録をしている団体が管理しており、ペットが発見された時には飼い主に電子メールや、テキストメッセージなどで教えてくれる。
埋め込む費用は10ドルから20ドルで、別に登録費用が2年ごとにかかる。
登録費用は去勢・避妊しているかどうかによって最高50ドルとなっている。
ヒューメイン・ソサエティではオアフ島内の獣医と協力して10ドルでペットにマイクロチップを埋め込むキャンペーンを12月31日まで開催している。
キャンペーンについての詳細はこちらから。
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写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.12.28)