クリスマスの週末、ハワイでは天候に恵まれたが、アメリカ本土では、大寒波によって各地で混乱が引き起こされた。
26日(月)にはおよそ3,000のフライトが欠航し、一部の空港で機能停止状態となったが、27日にも多数の欠航便が発生しているとKHON2が伝えている。
青空が広がるハワイの空港も同様で、乗り継ぎ便に大きな混乱が生じている。
ホノルルでは32のフライトが欠航となっているが、その60%がサウスウェスト航空の便だという。
ホノルルからカウアイ島へ向かう予定だったデービッド・トンプソンさんは、「待ちに待ったバケーションだが、もう1年延期せざるを得なくなりそうだ」と述べている。
カウアイ島の自宅に戻るジェイリー・バロニックさんが乗る予定だったフライトもキャンセルになった。
「本来のフライトが欠航になり、次のフライト、それがまた欠航になって次のフライトという感じで、いつになったら帰ることができるのかわからない」
サウスウェスト航空は文章で、「広範囲にわたる欠航や遅延が生じているが、乗務員と機体のバランスを再配分し、全ての旅行者に最高のサービスを届けるために安全性を最優先して対応している」と発表している。
連邦運輸省は26日、サウスウェイストの欠航と遅延の異常な数と、顧客への迅速な対応の欠如に懸念を表明しており、欠航が不可避だったのか、同社の顧客サービス計画が適正なものであったか、調査に乗り出すと述べている。
欠航便の乗客は、早くとも28日まで次の便を予約することができない状態で、今後数日間のうちに旅行予定の場合は、家を出る前にフライト状況を確認することが推奨される。
アラスカ航空でシアトル行きのフライトがキャンセルになったカーストン・ラーソンさんは、「自宅で航空会社のカスタマーサービスに電話で相談するといい。カスタマーサービスは、空港の係員よりもはるかに多くの選択肢を提示してくれる」と述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.12.27)