2022年1月1日から、マウイ島では使い捨てのプラスティック製食器類の使用が全て禁止されることになっており、テイクアウトの食事や飲料を扱う店舗に大きな影響が出ると見られているとKHONが伝えている。
禁止されるのは、使い捨ての全てのプラスティック製の食器類、カトラリー(フォーク、ナイフ、スプーンなど)、ストローだ。
これらを今まで利用していた店舗では来年から、環境に優しい非プラスティック製の製品を代わりに利用しなければならなくなる。
マウイ島のマイケル・ヴィクトリーノ市長は「使い捨てのプラスティック製食器類の利用禁止は、利便性の終わりではありません。紙製、植物性でんぷん、竹、サトウキビなどから作られている代用品を利用することができます」と述べている。
新型コロナウィルス感染拡大に起因する輸送や製造の遅れなどで、新しい代用品の調達が間に合わない場合には、マウイ郡環境保護及び持続性局から一時的な免除措置など支援を受けることができる。
この新しい条例は、使い捨てのプラスティック類が海洋生物の死亡に寄与していること、そして食物連鎖の中で超微少となったプラスティック片を人間も摂取していることが判明したことから、環境保護の面から施行される。
ヴィクトリーノ市長は「私たちは、環境を保護するために大きな違いをもたらす小さな変更をすることで、マウイ郡内でのゴミ排出ゼロを目指すのです。ゴミの減量、再利用、そしてコンポストでゴミの堆肥化を忘れないでください」と述べている。
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写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.12.23)