国立気象局(NWS)は20日夕方、オアフ島、カウアイ島全域の洪水警報を解除したと、ハワイ・ニュース・ナウが報じている。両島では、ここ数日間の豪雨が原因で事故や地滑りなどの被害が多発した。
カウアイ島ハナレイでは20日、河川や沿岸の増水のため、ハナレイ橋近くのクヒオ・ハイウェイが通行止めとなり、ハナレイ小学校は全日休校になった。また、コミュニティ・シェルター「ハレ・ハラワイ」が、避難所として一般に解放された。
オアフ島では、パリ・ハイウェイで地滑りが起こり、21日午前現在も通行止めになっており、州運輸局は「安全確認のため、再開には数日かかる可能性がある」と述べた。
また、カピオラニ・ブルバード近くを流れる小川が氾濫し、ホームレスのキャンプ地にいた7人が流され、その後救出された。けがなどはないという。
アラワイ運河も増水し、アラワイ・ボート・ハーバーから流されてきた瓦礫などがアラモアナ・ブールバード橋の下に滞留した。
ホノルルNWSのトム・バーチャード主任予報官は、雨は今日午後か明日までに止み、土日は非常に乾燥した空気が流れ込むと予想している。
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画像:stock.adobe.com / Pixel-Shot
(日刊サン 2023.12.21)