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【世界のこぼれ話】キャンディーケーンの歴史

クリスマスになると、赤と白のキャンディーを練りあげた杖の形をしたキャンディーケーン(ケーンは英語で杖という意味)が登場する。

この杖は羊飼の杖から来ている。

イエス・キリストの誕生を啓示によって最初に知ったのはベツレヘムの近郊で野宿していた羊飼たちだったことから、クリスマスと羊飼は特別な意味を持っているからだ。

そしてキャンディーケーンの歴史は17世紀までさかのぼる。

アメリカ菓子協会によると、このミント菓子は1670年にドイツ人の合唱指揮者によって最初に作られたという。

ドイツのケルン大聖堂で合唱指揮者として勤務していた男性は、長い儀式の間に合唱団の少年たちに羊飼の杖の形をした飴をあげたとされている。

杖の形のキャンディーはその後ドイツ国内に広がり、アメリカ大陸へ伝わったのは1847年にドイツ系スエーデン人移民のオーガスト・イムガードによるものだそうだ。

イムガードはクリスマスツリーをオーナメントとキャンディーケーンで

飾ったと言われている。

そこからアメリカでも広がって1920年にはジョージア州の工場で商業生産されるようになって現在に至るとフォックス・ニュースが伝えている。

写真: Shutterstock.com

(日刊サン 2021.12.21)

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