【ハワイニュース】従業員の残業手当未払い・・・州当局、レストランに8万ドル支払い命令 オアフ島
ハワイ州労働局によると、従業員が残業したにもかかわらず、事前に決められていたシフトで働いた時間のみの給料しか支払わなかったとして、オアフ島のレストラン「ヒマラヤン・キッチン」に罰金8万ドルの支払いが命じられた。
支払いを命じられたのは、ホノルルとカイルアにある同レストラン2店舗で、支払額の内訳は未払いの残業代4万ドル、損害賠償4万ドルの計8万ドル。州当局の調査によると、同レストランは、1日平均10時間半働いた従業員らに対し、雇用主が連邦労働法で定められた残業手当を支払っていなかった。また、別の従業員の料理人1人に対しては、数週間にわたり、連邦法が定めた最低賃金を下回る賃金のみが支払われていたという。
時間部門地区を管理するテレンス・トロッター氏は声明で、「従業員が週に40時間以上働いた場合、雇用主は追加の残業手当を支払わなければならないことが連邦労働法で定められている」とした上で、「今回のヒマラヤン・キッチンの件で、連邦労働法の違反行為が、結果的にさらに支出を増やす可能性があることが示された」と述べた。同レストランは、さらに1,000ドルの民事制裁金の支払いも命じられている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.21)
シェアする