オレゴン州ポートランドのダウンタウンで、まるで映画「スターウォーズ」の「R2D2」を彷彿とさせる自律型警備ロボットが街をパトロールしており、注目を集めているとKPTVが伝えている。
12日(火)、ユニコ・プロパティーズとポートランド・ストリート・アート・アライアンスによって導入された「ラディアンス」と名付けられた120フィート(約36.5メートル)の新しい壁画のお披露目が行われた。ポートランドはアートやカルチャーに親しみのある街として知られているが、パンデミック以降はダウンタウン地区での治安が悪化し、ゴミや落書きなどの破壊行為や犯罪が増えていることが問題となっている。
今回導入がスタートした自律型警備ロボット「ロブ(Rob)」は、この壁画とその周辺エリアを24時間365日パトロールする。自律型警備ロボットの導入は、ポートランド市ではこれが初となる。
ロブは911に電話することはできないが、赤外線カメラと双方向インターホンを備えており、人々を警備デスクにつなぐことができる。「ユニコ・プロパティーズ」のケレン・エイチェン氏は、ロブはカメラの向こう側に人間がいるため、人間と対話するようなものだと言い、「立ち止まってロブに話しかければ、向こう側に質問に答えてくれる人がいて、道を教えてくれたり、ハッピーホリデーと声をかけてくれる」と語っている。
このエリアにはすでに200台以上の監視カメラが設置されているが、ロブは警備チームの戦力になるという。エイチェン氏は、「ロブは疲れず、風邪もひかず、24時間稼働できる。セキュリティに生身の人間を配置するよりも簡単だ」と述べた。
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