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【ハワイニュース】違法花火の回収イベント、期待ほどの成果なし

17(日)、オアフ島のミリラニ・マウカ、ワイパフ、カポレイ、カカアコの4つの消防署にて、違法花火を不問で回収する恩赦イベントを開催したが、当日は行列もなく空いており、合計515ポンド(約234キロ)の花火と爆竹を回収するに留まったとKHON2が報じている。

法執行部は10月にも銃器を対象とした同様の恩赦イベントを開催しており、ギフトカードと引き換えに不要な銃器を不問で置いていくことができた。このときには、セミオートマチック・ライフルやゴースト・ガンなど、あらゆる種類の銃器が500丁以上持ち込まれた。

銃器回収イベントではギフトカードが進呈されたのに対し、今回の花火回収ではインセンティブは提示されなかった。法執行局のジョーダン・ロウ局長は、花火の所持は違法であるため、州はいかなるインセンティブも提供するつもりはないとし、「そもそも違法な禁制品を所持しているから報奨金を出す、というメッセージを出したくない」と述べた。

全米火災予防協会によると、花火が原因で毎年2万件近くの火災が発生している。2022年には1万人以上が花火による負傷で緊急治療室で治療を受け、毎年約10人が死亡している。昨年の死亡者のうち、最年少は11歳だった。

ホノルル救急医療サービスによると、昨年の大晦日、花火が原因で12人が負傷した。そのうち最年少は12歳で、花火が顔に当たり、救急搬送された。

ロウ局長によると、花火は致命的なけがにつながる可能性があり、彼のチームは国土安全保障省および米国国境税関と協力して、州内への花火の持ち込み阻止に取り組んでいくとしている。

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画像:Shutterstock.com

(日刊サン 2023.12.18)

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