リック・ブランジャルディ市長は12月15日朝、第35代目のホノルル消防署長となったカラニ・ハオ氏を正式に紹介したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
市長は「ハオ氏は、多くの消防署員から信頼されている人物です。私は、これを非常に重要なことだと思います。よって、彼に対する私の期待は非常に高いものがあります」と述べている。
ホノルル消防署長の就任までに、実際にポジションが空いてから11カ月かかっている。
様々な選考プロセスが行われ、最終的に残った2人の候補者のひとりが退いたことで最終的にハオ氏に決定した。
新しい消防署長に就任したハオ氏は「この立場に立つということは責任と期待が伴うことを理解しています。私は十分にその務めを果たしていくつもりです」と述べている。
現在、ホノルル消防署ではおよそ120のポジションが空いている状態で、その内26が司令スタッフのポジションだ。
「私たちの人数は安全性に直結します。私としては、まず人事についてフォーカスします。必要な署員と必要な訓練員がいることが重要です」
また、マヌエル・ニブズ前署長の施策を踏襲して、オアフ島の新築住宅の全てに煙探知器とスプリンクラー・システムを必須とするように働きかけを続けていきたいという。
ホノルル市の現在の条例では、築年数の経った古い高層建築物の所有者に対して自動スプリンクラー・システムの設置もしくは建物内での避難訓練の定期的実施が義務付けられている。
また、ハオ署長はパンデミックの際に消防署員が地域社会のために素晴らしい貢献をしたことについて感銘を受けたと述べ、全ての消防署員が安全に家族の元へ帰れるよう署長として全力を尽くしたいという。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.17)
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