ケアロハ元警察署長に退職金返還命令
ルイ・ケアロハは元ホノルル警察署長で、在職時に部下の警察官に対して、妻で元ホノルル検察の副検事であったキャサリン・ケアロハの叔父を陥れるよう命じて財産を奪うなどの罪で、懲役7年の刑に処せられることになったが、ホノルル市はこのスキャンダルで退職したルイ・ケアロハに対して25万ドルの退職金を支払っていた。
ホノルル市は、ルイ・ケアロハに対して退職金の返還を求める訴訟を1年以上前に起こしていたが、12月15日にその判決があり、ケアロハに対して退職金を返還するよう命じたとKHONが伝えている。
カーク・コールドウェル市長は「25万ドルを返還する経済的能力が現在の元署長にはないことはわかっているが、この法的処置により今後彼が刑期を終えて出所したときに働けば、給料から差し引くなどの法的対応が可能になる。退職金を持ち逃げするようなことはさせられない」と述べている。
ケアロハ夫婦は裁判所の命令により、被害者に対する多額の賠償金も支払わなければならない。
(日刊サン 2020.12.16)
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