観光再開でホテルも再開
ハワイ州で最も大きなホテルであるヒルトン・ハワイアン・ビレッジが12月15日に再開したことは、新型コロナウィルスのワクチンが始まったことと共にハワイ州における経済再建に向けての非常に大きな試金石となったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの再開で250名から300名の従業員も仕事に復帰することになり、敷地内にある初花やラウンド・テーブル・ピザやアイスクリームショップなどの契約会社も運営を再開することができる。
ただし敷地内にある5つのタワーのうち、現在再開されたのはレインボータワーとアリイタワーの2つだけだ。
この2タワーの再開でおよそ1,100室が運転するが、全客室数2,860室、2000名近い従業員の完全な復帰には長い道のりとなりそうだ。
総支配人のデビー・ビショップ氏は「ゆっくりとした再開になるが、そこから始めていくしかない。多くのお客様がおいでになれば、従業員も復帰させることができる。現時点ではどれだけ早く回復していくかは不明だが、頑張りたい」と述べている。
ホテル業界の専門家によると、赤字にならないためには占拠率は50%から60%が必要にもかかわらず、2021年末になってもハワイ州におけるホテル稼働率はたった46.3%と見込まれている。
ヒルトンでは来年5月31日まで、ハワイ州住民に対してカマアイナ割引を実施しており、一泊164ドルで泊まることができる。
しかもリゾート料金は免除、駐車料金無料というおまけ付きだ。
詳細はこちらから。
写真:John Hanson Pye _ Shutterstock.com
(日刊サン 2020.12.16)
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